昭和の時代はムシ歯予防のフッ素応用がまだ広まっておらず、日本人に膨大な数のムシ歯が発生し続けたことは、とても残念なことでした。　感染率100％に近い状況で、むし歯ゼロなど遠い夢でした。

平成や令和の時代となり、現在の若い年齢層に対しては、ブラッシングの習慣、甘い食品の減少、歯科への予防意識の高まりとともに、フッ素応用によりムシ歯は著しく減少しました。　その結果、むし歯ゼロ（治療歯もゼロ）の方が多数の世代も増えています。　しかし予防の意識が無いと、やはりむし歯は発生しますので、十分に御用心ください。

 保護者の仕上げ磨き　（自我の育つ9～11歳まではマストでしょう）

 毎日の歯みがき　1日3回　（2回でなく3回の人もずいぶん増えています）

 甘いものを控える、ダラダラ食いの禁止

 規則正しい生活と食生活（ムダな間食の制限）

 正しい歯みがき　（すべての歯面をくまなく）

それでも「むし歯」の罹患率は、その他の疾病の罹患率に比べ高率です。

そのムシ歯予防効果はなんといっても、　「フッ素の応用」　です。

令和5年1月1日付で、フッ素歯磨剤に関して国内の歯科4学会が合同で声明を出しました。